物部地区の遺跡「十三墓」では、遺跡を整備する住民もなくしばらく忘れ去られて、草木が生い茂り荒れていたが、物部地区のふるさとの誇りとして後世に残したいとして、綾部市いきいき地域応援事業費補助金の交付を申請し地域住民によって整備を行いました。
令和2年度の整備が完成し、見学会を開催しました。
綾部市西坂町は初雪の寒い朝
物部地区自治会連合会 久木 康弘会長
十三墓の伝承
十三墓は、1571年(元亀2年)物部城城主の上原右衛門少輔が、氷上郡黒井の城主赤井直政に攻められ落成した。上原氏の家臣13名は、物部城の見えるこの山中で切腹自刀し、地元民がこの勇士の冥福を祈り「十三墓」を建てたと伝えられている。
物部城の方面に向けられた13の墓石。
昭和58年に建てられた供養塔、その後方に墓石。
歴史を考える会の植田敏昭氏による説明。
十三墓の由緒
上原氏物部城の時代
「綾部百人一首」に西坂町 黒満 勝美氏による歌があります。(平成3年)